123456789101112131415161718192021222324252627282930
2013-12-30 (Mon)
ずっと、いつか落ち着いたら書こうと思いつつなかなか書けなくて
でも来年まで持ち越すのもすっきりしないので、ひとつの区切りとして
書いておこうかと思います。


今年の4月13日に、愛犬ガムが亡くなりました。
あと二ヶ月で15歳になるところでした。

ずっと長いこと心臓と腎臓が悪くてお薬を飲んでいたのですが
3月に入った頃急に具合が悪くなり、お医者さんに連れて行ったら
もう腎臓が薬が効いてない状態で、慢性腎不全になっていると言われました。

透析代わりの点滴を打たねばなりませんでしたが
点滴が増えれば今度は心臓に負担がかかるという微妙な状態で。

なんとなく、もうそんなに長くはないのだろうと,見ていてわかったので
最後はちゃんと腕の中で看取ってやりたいと、そんなことも考えていました。


その日は早朝に大阪で大きな地震がありました。
ガムは地震の前から心臓の発作を起こしてしまい
獣医さんに連れて行ってこの日も点滴を打ってもらい
夕方くらいから苦しそうにしていました。

でもなぜか、私はその時ガムが死んでしまうとはまったく思っていませんでした。

それはガムがずっと動き回っていたからだったと思います。
あとで考えれば、苦しくてじっとしていられなかったんだと思いますが
抱っこしようとしても嫌がってしまい
点滴を打った日はいつもしんどそうだったので
またしばらくしたら落ち着くだろうと、苦しそうな息遣いで
リビングをてくてく歩きまわるガムを見ているしかありませんでした。


その後、晩ご飯を食べて、母はソファに座って
私はテーブルに座ったまま、ぼんやりテレビを見ていたら
ふと母が「ガムはやっと楽になったみたいや。寝たから起こさんようにせんと」
と、言いました。

私はその時初めて「死んだんじゃないの?」と
びっくりして母の言う方へ飛んでいきました。

ガムは母の足元の、いつも寝ていた私の着る毛布の上で
いつも通りの格好で横たわっていました。

「ガム?」と体を揺すると、一瞬ぴくっと動いたような気はしたのですが
気のせいだったかもしれません。
もう死んでいました。

母は本気で寝てるだけだと思っていたのでとても驚いて
「うそやろ?」と言いました。

抱っこすると、まだ温かくて、でも苦しかったのか目がうっすら開いていました。

しばらく母とかわりばんこで抱っこして
私がペットの葬儀社に連絡をしている間に
母はガムの残っていた薬や検査結果を全部捨てていました。
もう見たくなかったのだと思います。


私の住んでるところは市役所にお願いすると人間と同じ斎場で焼いてくれて
動物の慰霊碑も立っているので、そこにお願いするつもりだったのですが
最後苦しんでいたので、ちゃんとご供養してもらいたくて
ペット霊園で葬儀をしてもらって、合同のお墓に入れてもらいました。


この時期たまたま取材のため、一ヶ月お休みをもらっていたお陰で
最後の一月半、出来るだけのことはしてやれたと思います。


なのに、最後の最後に看取ってやれなかった。
腕の中で看取ってやりたかったのに
どうして最後の最後に私はぼんやりテレビを見ていて
なでてやることも出来なかったんだろう。


ガムが死んで以来、ずっとそのことが頭から離れず
思い出しては泣いてばかりで
後悔だけが残りました。

ガムがいないことになかなか慣れなくて、仕事部屋にいる時は
「もしかしたらリビングに居るんじゃないか」と思ったり
あんなに可愛かったのに、どうしていなくなったんだろうと思ったり。

ガムの病気のことを話していた友人や、
聞かれれば亡くなったことを話していたのですが
Twitterやブログで「ガムが死にました」と書く気になれず

結局今になってしまいました。


時間が経つにつれ、
思い出して涙がでるのは変わらないのですが

私はなでてやれなかったけど、その後悔は一生残るけども
ガムはいつも寝ていた母の足元で最期を過ごしたのだから
寂しくはなかったのだろうと思えるようにはなりました。

写真も見るのが辛かったのですが
最近は可愛かったなあと懐かしくながめられるようにもなりました。


9歳半で心臓発作で倒れて以来、お医者さんにも
いつどうなってもおかしくないよと言われていて
10歳まで生きてくれるだろうかと心配してたら
15歳直前まで生きてくれました。

ガムのいた生活はとても楽しかった。

そう思ったら、またいつか、いい出会いがあって次に犬を飼うことも
ガムの供養になるかもしれないとも思えます。


ガムが亡くなった後、編集部の方々には仕事面でも大変お気遣いいただいて
本当にありがたかったです。
ありがとうございました。


これを書きながらまたぼろぼろ泣いてしまい、
明日起きたら母に訝しく思われそうな感じです。


気持ちとしては、やっと書けた、とホッとしています。


こんな年の瀬に辛気臭いブログですみません。
こういうことを書くと気を遣わせてしまうのではと心苦しいのですが
半年以上たっていますので普段の生活はもう全然楽しく過ごしております!
お気遣いなさいませんように。

これで一区切り付けて、来年は新しい家族を迎えられるといいなと思います。



これは亡くなる10日ほど前、最後にお花見に行った時の写真です。
ずっとしんどそうにしていたのに、この時は楽しそうに少しお散歩してました。
最後に久しぶりに楽しそうな姿を見れて、連れて行ってほんとに良かった。
私にも母にも、ほっと出来る思い出です。


gum.jpg


うちに来てくれてありがとう、ガム。


| 日々の雑談 | COM(-) | TB(-) |